本小松石 最高級としての墓石

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本小松石


本小松石の最大の特徴は気候や湿度によって石の表情が変り年月を経ることによって風合いが増すことです。山から切り出した状態では表面が酸化し赤褐色ですが、研磨することによって僅かに緑がかった灰色で独特な艶を持ったきめ細やかで密な肌が現れてきます。神奈川県足柄下郡真鶴町でしか採掘できない石種で、香川県の庵治石と並んで、国内では墓石の最高級品です。天皇家はじめ宮中では古くから墓石といえば本小松石でした。本近年では、採石場の確保に難があり、量産が難しい事などその希少性がましています。




本小松石は神奈川県の南西端、足柄郡真鶴町に聳え立つ小松山から取れる石材です。真鶴駅北西側の山麓緩斜面を構成する古期外輪山溶岩の内の1枚の溶岩で、厚さ40m以上あります。今日では真鶴以外の産地の石にもその名がつけられることから真鶴産の石は特に「本小松石」と呼んでいます。




本小松石は約40万年前から始まった箱根古期外輪山の活動末期、今から15万年前に誕生しました。約700年前源頼朝は、鎌倉に近いこの真鶴から石材を切り出し、寺や城の石垣や楚石にこの本小松石を使用しました。また墓石にも大いに使われました。1603年、江戸に幕府を開いた徳川家康も、江戸城の石垣や徳川家代々のお墓、江戸の町づくりに、本小松石を使用しています。今でも皇居や日比谷公園を訪れると、石垣に使われている本小松石を見ることができます。江戸時代の300年間に幕府の命により、紀州・尾張・水戸の御三家や、松平家・黒田家も小松山の各所に丁場(採石場)を開いて、真鶴港から石材を大量に江戸に送りました。また、紀州藩は、この原石を舟で和歌山県の高野山の奥の院まで運び、織田信長・豊臣秀吉・武田信玄・明智光秀・石田三成・春日局<や各大名家の墓(多くは五輪塔)を多数建立しています。
天皇家のお墓にも本小松石は数多く使われており、昭和天皇のお墓・昭和天皇陵(東京八王子市)では、約100立方メートル(3300切)の良質な原石が使用されました。



 久能山東照宮家康の墓
 源頼朝の墓

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